「
紅葉の涸沢カールへ ~1日目~」からの続きです。
山の朝は早く、午前2時過ぎには、周りでごそごそと出発準備をされている音が聞こえます。
我が家は明るくなってから。
気温がグングン下がり、シェラフに潜り込んで眠ります。
朝6時ころ、ようやくシェラフから羽化し、外に出てみると・・・
モルゲンロート!
前穂が赤く輝いています!
カメラカメラ・・・んっ!
起動しない!!
寒さと湿気でレンズ部分の調子が悪くなってしまったみたい・・・(泣)
うっすらと積もった雪に反射する朝日で輝く前穂が撮れませんでした(T_T)
ようやくカメラ復活。
モルゲンロートは終わってましたが・・・
白く凍ったテントは記録できました(^_^;)
前日と打って変わって、天気は最高!ピーカンです!
紅葉の涸沢、楽しみだ~!!
・・・などと期待をふくらませながら、朝食のパンを頬張ります。
さて、当初は、テントを担いで涸沢まで上がり、涸沢でテン泊の予定でしたが・・・
超重いザックを背負って登る自信がなく、前夜の寒さも尋常じゃなく・・・
山のテン泊初心者として無理は禁物。
・・・なんとかかんとか自分に言い訳して、涸沢ピストンに予定変更!
雨具やツエルト、防寒着などをパパのザックに詰め込んで、
午前7時30分ころ、涸沢に向けて出発!
横尾から本谷橋までは、比較的平坦なハイキングコースです。
紅葉のコントラストを楽しみながら、のんびり歩きます。
間近に迫る屏風岩の岩壁!
迫力があります!
午前8時45分ころ、本谷橋に到着!
河原でたくさんの方が休憩されてました。
このあたりまでくると、山の黄色が一層映え、北穂や横尾尾根の岩肌とのコントラストがすばらしい景観を作り出してます。
10分ほど休憩して、出発します。
ここから先は、本格的な急登がはじまります。
登山者も多く、所々で渋滞も・・・
ガレた急登を1時間ほど登ると、急に視界が開け、その先には奥穂の姿が!
このあたりの紅葉は最盛期!
ダケカンバの黄色とナナカマドの赤色が山の白い岩肌に映えて、
時間を忘れて見とれてしまいます。
午前10時30分ころ、涸沢ヒュッテと涸沢小屋への分岐点に到着!
とりあえず、ヒュッテを目指すことに・・・
ヒュッテ下はナナカマドが多く、
言葉になりません・・・
分岐から10分弱で涸沢ヒュッテに到着です!
展望スペースからの展望は最高!
テント場には色とりどりのテントの花が咲いてます♪
涸沢ヒュッテでちょっと早めのお昼ご飯。
子供たちは名物のラーメン。
親は、これまた名物のおでんと生ビール!
興奮しすぎて、食べる前の写真を取り忘れてしまってました!
涸沢カールの大雪渓。
やっぱりこの辺り、昨晩は雪だったようで、大雪渓が白く上塗りされ、輝いて見えます。
昼食のあと、テン場を抜けて、涸沢小屋に移動しました。
涸沢小屋までの登り、結構きつかった・・・
この日、最大の急登だったかも・・・
涸沢小屋に到着!
ここの展望デッキからの眺めも最高です!
奥穂を眺めながら、名物のソフトクリームとモツ煮をいただきます。
上の子は、「今度は奥穂に登ろうね~」だって・・・
頼もしいことを言ってくれます。
本当に、いつかは子供たちと登ってみたいです。
憧れの涸沢カールで2時間ほど過ごし、下山しました。
残念ながら、涸沢の山小屋より上部の紅葉は終わってましたが、少し下れば紅葉のピーク!
美しい紅葉を楽しみながら、のんびりと下ります。
登山者が多いため、渋滞待ちで止まることが多く、
1時間半ほどかけて本谷橋に到着しました。
この辺りの紅葉もすばらしい!
本谷橋から横尾までは、ほぼ平坦で広くて安全な道です。
子供たちは、元気が余っているようで・・・2人で走って先に行ってしまいました(^^;)
樹林帯をのんびりと歩いて、1時間ほどで横尾に到着!
子供たちは、ずいぶん早く到着していたみたいですが・・・
この日もここで、テン泊です。
テン場周辺で、のんびり過ごした後、
暗くなる前に早めの夕食です。
今夜のメニューは、ペペロンチーノとドライカレー、チキンラーメン、ミートボールと、盛りだくさん!
もちろん、ビールも忘れずにね~♪
日が落ちると、急に寒くなってきました。
太陽の力ってすごいですよね~。
その日は、日が落ちてからも雲一つない晴天で、素晴らしい星空を見ることができました。
(ちょっと月が明るすぎた感もありますが・・・)
「
紅葉の涸沢カールへ ~3日目~」に続く・・・