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山登りにキャンプにスキーに・・・季節のアウトドアを満喫しよう!

山の日を山で過ごそう!

今年も夏山をたっぷりと楽しんで、無事に帰ってきました!

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連日すごくいい天気で、最高でしたよ~!


山行レポは、ボチボチ更新していきますので、お楽しみにっ!

北アルプスの中心で山の日を!

平成28年8月10日(水)~13日(土)

今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!

当初の計画は・・・
新穂高から入山して、双六小屋のテン場で1泊、翌日は鷲羽岳を踏破して三俣小屋のテン場で1泊、翌日は、黒部五郎岳を踏破して黒部五郎小屋のテン場で1泊、その翌日は、三俣蓮華岳、双六岳を踏破して双六小屋のテン場で1泊、最終日に新穂高まで下山

百名山を2座踏破し、北アルプスの奥深く黒部の源流域を満喫するスペシャルなルートです。

さてさて、テン泊の重量装備でかなりの長距離を歩くことになりそうですが、どうなることやら・・・



前日の夕刻に京都を出発して、新穂高に着いたのは、午前1時過ぎ。
ちょっとだけ期待していた新穂高温泉深山荘の登山者用無料駐車場は既に満車でした。

しかたないので、当初の予定通り鍋平の駐車場に向かいます。

こちらは、まだガラガラ。そりゃ、平日だもんね~。
でも、これがこれからいっぱいになって路駐まででてくることになります。

鍋平の夜空は満天の星空。
ペルセウス座の流星群の時期と重なり、流れ星もチラホラ見れました。

山の上は、もっとすごいことになる予感で、期待が高まります♪



これは、夏休みの自由研究。
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左が京都の自宅(標高50m)で、右が鍋平(標高1,300m)。
うんうん、なるほどなるほど・・・


午前4時過ぎに鍋平の駐車場を出発。
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ヘッドライトの明かりを頼りに、新穂高登山指導センターまで、急斜面を下ります。
これが結構きつい下りでした。前日に雨が降っていたようで、地面はぬかるんでおり、滑りやすいし・・・


登山指導センターまで、いきなり40分ほどかかってしまいました。
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夜が明けて明るくなってきてます。


ここで登山届を提出して、まずは林道歩きから。
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しばらく進むと、ゲートがあります。
一般車両はここまで。
ここにも登山届のボックスがありました。


さらに砂利道とアスファルトが交互に現れる林道が続きます。


傾いた橋。
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渡るのは自己責任だそうです(^^;)


登山口から1時間半ほどで、わさび平小屋に到着!
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朝早い時間にもかかわらず、たくさんの方が休んでおられました。
トマトやリンゴ、オレンジなどが冷やされており、おいしそう・・・
ですが、ここはスルーして、先を急ぎます。


さらに40分ほどで、小池新道の入り口に到着。
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ここからが本格的な登山道です。
つまり、ここまでは序の口、肩慣らし・・・
・・・既に十分ばて気味でしたが・・・(^^;)

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こんな岩場の登りが続きます。
大きな荷物がなければ、とても登りやすいと思うのですが、
荷物が重くて、なかなか足が上がりません(>_<)

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槍が見えてきたっ!
こういう景色を見ると、元気が湧いてきます♪


秩父沢の水場に到着!
冷たくておいしい水がたくさん流れています。
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顔も洗って、生き返った気分♪
さぁ、がんばるぞ~!!

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チボ岩だそうです。
標高は1,800メートル。
ずいぶん上がってきました。
結構な急登なので、一歩一歩、しっかりと高度を稼いでいる実感があります。


イタドリヶ原に到着。
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その名のとおり、イタドリがいっぱい生えてます。

周りは、素晴らしい景色!
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ただ、登りがきつくてしんどいけど・・・


シシウドヶ原に到着!
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ここにはベンチもあります。
ただ、日当たりが良すぎて、休憩にはイマイチな感じ。
天気が良すぎて、アヂィ~
休憩するなら日陰がいいなぁ・・・


さらにもう一踏ん張りして登ると・・・

木道が現れました!
『熊のおどり場』だそうです。
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鏡平小屋までもうちょっとかな~?


着いた~!!!
鏡平の『鏡池』です!
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うぉ~
槍・穂高が美しすぎる~!!!
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槍様は雲に隠れ気味でしたが、池にもばっちり映ってます。
ホント、いつまでも眺めていたい景色です。
ここまでがんばってきたご褒美♪



鏡平小屋は鏡池の展望台からすぐ。
本当にた~くさんの方が休んでおられました。

ここで、昼食です。
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子どもはラーメン、大人はカレーライス♪
やっぱり山で食べるメシは旨いわ~


ポテチの袋はどうなってるかな~
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ここは、標高2,300メートル
ずいぶん膨らんでますね~。



さてさて、実際、ここまでで、かなりの達成感がありました。
景色は最高だし、いっぱい歩いたし・・・
結構足に疲労が蓄積しており、このまま双六までいけるのかどうか・・・
鏡平小屋が手招きしてるよ~(^_^;)


この日は双六のテン場まで頑張る予定でしたが、
ここまでで既にスタートしてから8時間近くが経過。
コースタイムは当然として、予想タイムまで大幅に超過してます。


本当に、双六小屋までたどり着けるのかぁ???


~ つづく ~

北アルプスの中心で山の日を!2

平成28年8月10日(水)~13日(土)

今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!


鍋平小屋からの続きです。


鍋平小屋で、すっかり満足の我が家。
小屋が手招きしてますが・・・




いやいや、ダメダメ!
双六まで頑張るんでしょ~!!!


そんなわけで、後ろ髪を引かれる思いもありましたが、
双六小屋に向けて再出発です。

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まずは、いきなり弓折の尾根までの急登です。
でもまぁ、鍋平小屋で大休憩したので、足はちょっとだけ軽いです。
そして、なによりもすばらしい展望が力をくれます♪



弓折中段の看板発見!
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えぇ~、まだ尾根まで半分しかきてないのぉ~(>_<)



でも、振り返ると・・・
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鍋平小屋があんなに小さく見えます。
そして、その向こうには槍穂高がどぉ~んと!


弓折乗越に到着!
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ようやく、尾根です。
いや~、頑張ったね~


ここから、「余力があれば弓折岳も」って考えていたのですが、
弓折岳は、帰るときに登ろうね~♪


ここからは、尾根道です。
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槍穂高連峰を右方に見ながらの尾根歩き。
最高です♪


尾根道とは言え・・・
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こんな険しい岩登りもちょいちょい現れます。


かと思えば・・・
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この花見平のように、だだっ広いところも。
花見平でお会いした下り休憩中の親子連れのお話では、
「双六小屋までの稜線歩きのアップダウンが、地味につらい」とか・・・
えぇ~、そうなの~(>_<)



親子連れの方の言葉通り、その後もアップダウンが延々と続き、
地味~につらい・・・
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でも、この右方を見れば、槍穂高!
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天気も良くて、最高の景色が元気をくれます。



双六小屋が見えてきた!
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その向こうには、雄大な鷲羽岳と水晶岳の姿が見えます!


小屋が見えてからが長かった・・・
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アップダウンの連続に、体力を削られます・・・


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見えているのに、近づいた気がしないよ~(>_<)



さぁ、もうちょっとだ!
もう一踏ん張り、頑張るぞ~!!
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下の子は、泣きそうになりながら頑張ってました。
そしてパパの足も泣きそう・・・



ようやく双六小屋に到着です。
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心配していたテン場も、この日はまだまだ余裕がありました。


それにしても、ここまで長かった・・・
駐車場を出発してからなんとびっくり12時間以上が経過していました。
いくらなんでも、時間かかりすぎ?


疲れすぎて、凝った夕食を作る気力も起こらず、
重い食材を翌日に持ち越してしまいました(>_<)
ちょっと、日程を考え直した方がいいのかも・・・


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この日は、疲れすぎて早めの就寝。
下の子は、一足早く夢の世界に旅立っていました。
大きな荷物を持って、ホントよく頑張ったわ。


この日の隣のテントは父子連れでしたが、子どもさんはなんと小学2年生。
常念から槍を経由して、ここで5日目だとか・・・
さすが北アルプスの中心。強者がいます(^^;)


~ つづく ~

北アルプスの中心で山の日を!3

平成28年8月10日(水)~13日(土)

今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!


2日目、8月11日(木) 「山の日」です。

双六小屋のテン場で朝を迎えました。

朝、4時過ぎに起床。
覚悟していたテントの結露はなんと皆無でした♪
こんなこともあるんですね~


さて、朝食はパンで簡単に済まし、テントを撤収して出発です。

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とは言っても、のんびりな我が家。出発は6時過ぎになっちゃいました(^^;)



まずは、当初の予定通り三俣山荘を目指します。

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双六小屋の北側から双六岳、三俣方面へ。


早速、急な登りです。

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下の子の荷物、見てくれは大きいですが、
中身はずいぶん軽くしたので、前日よりも楽そう。
その分、親の荷物は重くなってますが・・・(^^;)

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少し登ると鷲羽岳に続く稜線が見えてきました。
あの麓に目指す三俣山荘があるはずです。


三俣山荘へのルートは、
 ① 双六岳を経由する稜線ルート
 ② 双六岳をスルーして三俣蓮華岳を経由する中道ルート
 ③ 双六岳も三俣蓮華岳もスルーする巻道ルート
の3ルートがあります。

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我が家は、巻道の分岐から迷わず巻道ルートへ。
三俣蓮華と双六は帰りにね~♪


巻道は、双六から三俣蓮華に続く稜線下のトラバースルートです。
ここもキレイなカール地形になっています。

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氷河期の名残・・・すごくキレイです。


上の子は、ずいぶん余裕があるようで、

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わざわざ難しいルートを選んで行ってます(^_^;)



巻道と言えば、アップダウンが少ない楽なルートって気がしますが・・・
それは大間違いでした(>_<)

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こんなふうな結構険しいアップダウンがあったりします。
山なんだからしょうがないけど・・・これ巻道?



角度が変われば、槍ヶ岳の姿も少しづつ変わって見えてきます。

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ここまでくれば、西鎌尾根が槍の右側に見え、槍の下には、茶色の硫黄岳が見えてきています。



景色を楽しみながらカールから少し登れば、三俣峠。

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三つのルートの合流地点です。
ここから15分ほど登れば、三俣蓮華岳ということですが、また帰りにということで・・・


この日は今年から新設された国民の休日「山の日」です。
早くテン場を確保しなければ、やばいことになりそうな予感がするので、まずは三俣山荘をめざします。

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三俣峠からは、鷲羽岳から水晶岳に続く稜線がキレイに見えます。


そして、振り返れば、西鎌尾根の向こうに槍穂高連峰。

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なんて、贅沢な景色なんでしょう♪



三俣峠から、少し下ると、三俣山荘が見えてきました。

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山荘と鷲羽岳、すごく絵になる風景です♪


午前10時すぎ、テン場に到着!

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早く着いたおかげで、テン場はまだまだ余裕がありそうです。


テントは、水場近くの平坦な場所をキープできました♪

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実は、今回の山行から、新しいテントを導入したんです。

子どもたちが大きくなってきたので、これまでから使っていたプロモンテのVL44だけでは狭すぎでしたので、
アライテントのトレックライズ2を追加購入しました。

テントが2つで、荷物が増えたのですが、その分上の子が大きくなったので、テント1つは担いでもらってます♪
日頃から、部活で鍛えていますので、全然平気な様子。
もう、体力では絶対に負けてます(>_<)



大きくなっても子どもは子ども。

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子どもたちは、早速沢遊びです(^^)


三俣山荘です。

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ここは、数年前に放送されたドラマ「サマーレスキュー」のモデルとなった山小屋だそうで、たしかにこんな二階建て外階段がある舞台であったような気がします。
この2階部分が食堂になっておりまして・・・
早速、お昼はここでお世話になりました。

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上の子はラーメン1,100円也

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下の子はきつねうどん1,000円也

親は・・・

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オムライス!これが結構旨かった!
このボリュームで1,300円と、意外とリーズナブル。
下界のレストランでも、このくらいの値段しますよね~



さて、昼食のあとは、目の前にそびえる鷲羽岳を目指します。

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日本百名山、北アルプスの中心にそびえる標高2,924メートルの山です。



三俣山荘を出発して、ひたすらの登りです。

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振り返ると、三俣蓮華岳と三俣山荘がキレイに見えます。


少し登ると、西の方向に・・・

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黒部五郎岳です。
黒部のカールが美しい!


そのまま視線を下の方に向けると・・・

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黒部の源流です。
あそこまで下りてみたい気もするけど、また登ってくるのが大変そう・・・


このあたりから急な登りになってきます。

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浮いた石がごろごろしていて、ズルズル滑りそう・・・
慎重に慎重に・・・
砂埃が結構すごくて、目が痛いよ~


鷲羽池が見えてきました!

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槍ヶ岳との2ショット。定番の風景?


鷲羽岳山頂制覇!

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山頂は、まさしく360度の大展望!!

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ワリモ岳から水晶岳に続く美しい稜線!
その向こうには、薬師岳も。

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もちろん、槍穂高も。
常念から大天井、燕へと続く表銀座の稜線もキレイに見えました。
いや~、天気がいいって、素晴らしいですよね~♪


しばらく、素晴らしい山頂の景色を堪能し、

名残惜しいですが、三俣山荘に引き返します。

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下山時は、槍穂高や笠、三俣蓮華や

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五郎のカールや雲ノ平方面の景色を見ながらの展望ルートに早変わり♪

あまり、見とれすぎると、足下をすくわれそうになるので、要注意ですが・・・


午後2時半すぎ、三俣山荘に到着!

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荷物がないので、コースタイム通りの1時間ほどで下りてきました♪
三俣山荘で、お楽しみのビールをゲットし・・・

1本はすぐ消費されましたが(笑)

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もう1本は、夕食時までテントの近くの沢で冷やしておきました♪
もちろん、子どもたちの作品です(^^)

この時間帯になると、テン場はほぼ満員状態。
山小屋も、この日は3人で布団2枚ってアナウンスされていました。

テン場は時間が経過するにつれて、どんどんテントが増え、
そんなところに張るのっていうくらいキャパオーバー状態になっていました。
さすが山の日です。早めの到着必須ですね~



この日は、上の子がちょっとお疲れモード。
テントに引っ込んでお昼寝してました。

遊び相手が寝てしまった下の子が、テン場の上にあった「雪渓に行こ~」ってしきりに誘うので・・・

ちょっとだけ様子を見てきました。

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雪渓って、結構堅いんです。
たたいても割れないね~って、下の子がガンガン石で叩いていたら・・・

ガシャーンって、なんと端っこの1メートルほどが崩壊!


そのかけらを持ち上げて・・・

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鷲羽岳をバックに記念撮影♪


夜、ペルセウス座流星群を期待して空を見上げると・・・
空は晴れているのですが、如何せん月が明るすぎる・・・
上弦の半月でしたが、明るすぎて周りの星の光がかき消されてしまってました。
月が沈むまでは満天の星空は期待できそうにありません。
月が沈むのは真夜中すぎ・・・山の夜は早く・・・とても起きていられませんでした(>_<)
結局、出発前に鍋平の駐車場で見た星空が一番キレイだったかも・・・



そんなこんなで、山の日を北アルプスの中心で過ごすことができました。
三俣山荘のテン場は、目の前にど~んと鷲羽岳が存在感を示しており、すごく素敵なテン場でした。
ここをベースにあちこち歩かれる方が多い理由がよくわかるような気がします。
ここまでたどり着くのは大変ですけど、また訪れたい素敵な場所です。


さてさて、この次は黒部五郎小屋から黒部五郎岳を目指す予定でしたが・・・

~ つづく ~

北アルプスの中心で山の日を!4

平成28年8月10日(水)~13日(土)

今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!


3日目、8月12日(金) 
世間はそろそろお盆休みの頃、
三俣山荘のテン場で晴天の朝を迎えました♪

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この日も超かっこいい鷲羽岳が存在感を誇示してます。


この日の目的地は、双六小屋。
当初の目的地は黒部五郎小屋を経由して黒部五郎岳をと考えていたのですが、
体力とか経験とか、いろいろ考えて、黒部五郎岳は次回に持ち越す決断をしました。

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テントを撤収して、午前6時30分、出発です!
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まずは、三俣峠から三俣蓮華岳を目指します。


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40分ほどで、三俣峠に到着!
ここから三俣蓮華岳までは、かなりの急登ですが・・・
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下の子、この日はすごく元気で、さっさと登り始めてしまいました(^_^;)


三俣峠から急登を登ること20分弱・・・
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三俣蓮華岳山頂に到着です!
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標高は2,841メートル。
百名山ではありませんが、その頂から望む360度の展望は言葉に表せないくらい素晴らしい・・・
深田久弥さんは、なぜ、この山を百名山から外したんでしょう???

そこは、北アルプスの中心。
北には、前日に登った鷲羽岳から水晶に続く稜線
ずーっと先には、薬師や立山、剣岳も見えているはず・・・


黒部の源流と雲の平を挟んだその西には、次回に持ち越した黒部五郎岳
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五郎のカールがすごく美しい!
遠くその先には、白山も見えています。


西には、槍穂高連峰
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北に向かって、常念、大天井、燕と、稜線が続いており、
南に向かっては、穂高から焼岳に続く稜線と、その向こうに乗鞍岳
もっと向こうには御岳も・・・


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南には、これから向かう双六岳と
その向こうに、ひときわ存在感のある笠ヶ岳!


鷲羽岳からの眺望も素晴らしかったですが、
ここ三俣蓮華岳からの眺望の方がなんだか素敵な感じがしました。



三俣蓮華の山頂は、富山と長野と岐阜の三県境です。
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三俣の名の由来になっているのかもしれませんね。



三俣蓮華岳の山頂をたっぷりと堪能し、

今度は双六岳を目指します。
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何処を見ても素晴らしい景色の中の稜線歩きスタートです♪

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黒部の源流に飛び立ててしまいそうな素晴らしい景色♪


少し下ったところに、中道との分岐です。
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もちろん双六岳を目指します。


分岐から25分ほどで、双六岳山頂に到着です。
160812-091658夏山2016-0812015 
2,860メートル、雲上の世界です♪



ポテチの袋はというと・・・
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こんなにパンパンになってました!
空気の力ってすごいね~
夏休みの宿題、いいレポートが書けそうです。



双六岳山頂からが、この稜線歩きの醍醐味です。
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槍に向かってなだらかな稜線を歩く・・・
ずーっと槍を正面に目線の高さで見ながら歩けるルートは、ここだけなんじゃないでしょうか・・・
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なんて、素晴らしいんでしょう!
なんて、気持ちがいいんでしょう!


素晴らしい稜線歩きも終わりに近づき・・・
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双六小屋に下っていきます。


さっきまでの長閑な稜線歩きから一変
これがかなり険しい下り道でした。
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写真じゃ、なかなか伝わらないんですけど・・・

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中道との合流点です。
やっぱり、三俣蓮華から双六小屋に行くときは、双六岳山頂経由が絶対お奨めです!


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さらに下ると、巻道との合流点。
双六小屋までもうすぐのはず・・・


双六小屋が見えてくると、荷揚げのヘリと遭遇しました!
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さすがプロ、上手いことやるもんです。
荷揚げのヘリは、何度も行ったり来たりしてました。

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午前10時35分、双六小屋に到着です!
さすがにたくさんの人でにぎわっていました。

160812-103703夏山2016-0812025 
テン場も結構たくさんのテントが張られていましたが、
まだまだ余裕がありそうです。まだ、午前10時30分ですから・・・


テントは、2日前と同じ、山小屋に近い場所をキープできました。
このあと、夕方にかけて、テン場はどんどんテントが増えて・・・
夜にはギュウギュウ状態になってました。
この時期、早めの到着は必須ですね。



テントを張って、早速昼食に。
160812-115501夏山2016-0812026 
山小屋で、おでんと唐揚げをゲット!
おでん、マジで旨すぎでした(^^)
涸沢のおでんも旨かった記憶がありますが、どうして山小屋のおでんはこんなに美味しいのでしょうか?

160812-121755夏山2016-0812027 
主食はパスタ、ボンゴレビアンコです。
旨そうでしょ?ホントに旨いんです。



お腹が満たされたところで、一つ登頂してきましょう!
すぐそこの、樅沢岳に!
160812-133454夏山2016-0812028 
ヘリの荷下ろし場には、荷物が置いたままでした。
ドラム缶もヘリで運んでくるんですね~


さて、樅沢岳はというと・・・
160812-134520夏山2016-0812029 
なんと、ガスの中(>_<)
午前中までは、あんなに天気がよかったのに~


まぁ、雨が降らないだけマシです。
ガスの中、東鎌尾根の端っこを登ります♪


軽装なので、チョイチョイっと30分ほどで山頂に到着!
160812-141100夏山2016-0812031 
樅沢岳2,755メートル踏破です!

山頂からの展望は・・・
160812-140558夏山2016-0812030 
ガスガスで真っ白(^_^;)
すっかり雲の中です。


雲がなければ、槍ヶ岳を間近に見られたはずなんですけど・・・
まぁ、しょうがないですね。
下山しましょう。


双六小屋とテン場が見えてきました。
160812-144104夏山2016-0812032 
ガスの隙間から、これはこれで幻想的です。


双六小屋で、ビールとコーラを購入。
そして、この日に登った山の山バッチも・・・
三俣蓮華岳と双六岳と樅沢岳・・・
って、双六岳しかないっ!!

欲しかった三俣蓮華岳の山バッチは、三俣山荘にしかないそうです。
三俣山荘で前もって買っておけば良かったよ~(T_T)



午後3時の時点で、テン場はほぼ満杯。
でも、まだまだ続々とテントを背負った登山者が入ってきてました。
160812-150444夏山2016-0812033 
シュワーってコーラ美味しい?
滅多に飲まない強い炭酸に子どもたちも興奮気味?



この日も早めの夕食に。
今回の山行きで最後の夜になるので、持ってきた食材を贅沢に♪
160812-165020夏山2016-0812034 
豪勢な山ディナーだわ~♪
これで、明日の荷物がちょっと軽くなるかな?


160812-175544夏山2016-0812035 
食事のあとは、石を積んでケルン作りに挑戦?
山での楽しみ方って、いろいろありますよね~♪


こんな感じで、最後の夜が更けていきました。
午後からガスが出てきたために、夜空もちょっと残念でしたが・・・
結局、黒部五郎を次回に持ち越したのは正解だったのかな?

~ つづく ~


北アルプスの中心で山の日を!5

平成28年8月10日(水)~13日(土)

今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!


山に入って4日目、8月13日(土)です。

この日は朝からガス。
テントも夜露でベッショリ(>_<)

これまでの天気が良すぎたんでしょうね。
贅沢言ってはいけません。

ふと見上げると・・・
朝靄の中、西鎌尾根樅沢岳方面に歩く人影がとてもキレイだったので、パシャリ。
160813-062758夏の北アルプス20160813001 
子どもたちも、出発前の談笑中。素敵な時間です。


ガスが少し晴れてくる中、出発です。
160813-065826夏の北アルプス20160813002 
この日は、一気に新穂高温泉の登山口まで下山予定。
長距離になりますが、頑張りましょう!


双六小屋が、もうあんなに小さく・・・
160813-070214夏の北アルプス20160813003 
ガスも晴れて来て気持ちがいい!


見上げると、槍穂高の稜線が朝靄の中からほんのりと姿を見せてくれていました。
160813-071300夏の北アルプス20160813004 
こういう景色を見ると、いつもながら元気が出てきます♪


鷲羽岳ともそろそろお別れ。
160813-071405夏の北アルプス20160813005 
いい思い出をありがとう!

160813-073203夏の北アルプス20160813006 
くろゆりベンチに到着です。
結構なアップダウンもありますが、基本下りなので、体は楽です。
 160813-073324夏の北アルプス20160813007 
くろゆりベンチ近くに咲くクルマユリ。
この日もキレイに咲いていました。


笠に続く稜線。
160813-074107夏の北アルプス20160813008 
花見平がすぐそこに見えています。


しばらく行くと、鏡平小屋が見えてきました!
160813-074323夏の北アルプス20160813009 
山の緑と屋根の赤のコントラストがキレイです。


白く光るチングルマ。
160813-074746夏の北アルプス20160813010 
朝露が太陽の光を反射してキラキラしてます。
160813-074854夏の北アルプス20160813011
花見平は、その名のとおり、たくさんの種類の花が咲き誇ってました。
 160813-074908夏の北アルプス20160813012 
青空も出てきてすごく気持ちの良い山歩き♪


弓折乗越に到着です!
160813-080240夏の北アルプス20160813013 
ここで荷物をデポして、ちょっと寄り道♪


弓折岳のピークがすぐ近くにあります。
160813-081424夏の北アルプス20160813014 
10分ほど歩くと、弓折岳山頂です。
160813-081448夏の北アルプス20160813015 
標高2,586メートル。
今回の山行最後のピーク。
笠ヶ岳がすごく近くに見えました♪


弓折乗越まで戻って、鏡平に向けて再出発!
160813-082616夏の北アルプス20160813016 
ここからは、ほとんど下り。
でも、よく整備されているので、すごく歩きやすい道です。

あっという間に、弓折中段。
160813-085010夏の北アルプス20160813017 
やっぱり、下りはずいぶん楽です。
すごく早くたどり着いたような気がしました。


そうこうしている間に、もう鏡平に到着です!
160813-091037夏の北アルプス20160813018 
ここまでの間、ヘリが大きな音を響かせて周辺を旋回していたのですが・・・
荷揚げのヘリかと思っていたら、なんと救助用のヘリだったようです。
160813-091156夏の北アルプス20160813019 
鍋平小屋の直近から、一人引き上げられていました。
けがでもされたんでしょうか。


鏡平小屋は、たくさんの人で賑わっていました。
9時過ぎの時間帯、登ってくる方と下りてくる方がちょうど重なる時間帯なのかもしれません。
160813-091227夏の北アルプス20160813020 
ここで、大休憩。
160813-091951夏の北アルプス20160813021 
せっかくなので、かき氷をいただきました!
すごくきめ細かい氷で、すっごく美味しかったよ~♪



さてさて、登りの時は、ここ鏡平までが本当にきつく、双六小屋まで12時間もかかったのですが・・・
下りは、双六小屋からここまで、2時間とちょっと。
ずいぶんいいペースで歩いてきました。
でも、ここからが本当に長い道のりなんですよね~


というわけで・・・・

~ つづく ~

北アルプスの中心で山の日を!6

平成28年8月10日(水)~13日(土)

今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!


山に入って4日目、8月13日(土)。

鏡平小屋からの続きです。


美味しいかき氷に満足して、再出発。


鏡池の展望台はというと・・・
160813-093121夏の北アルプス20160813022 
どうも、ここからの景色には嫌われているようで、槍様はまたまた雲の中。
鏡池に映る槍穂高連峰も雲に隠れてしまってます(T_T)


ここからはひたすら下り。
それも、結構急な下りとなります。


鏡平から約45分で、シシウドヶ原。
160813-101625夏の北アルプス20160813023 
こんなに長かったっけ?


さらに、35分ほどで、イタドリヶ原。
160813-105115夏の北アルプス20160813024 
日差しが強く、高度が下がってきて、暑さが堪えます。


25分ほどで、チボ岩。
160813-111211夏の北アルプス20160813025 
完全な日向です。暑いよ~


チボ岩から15分ほどで、秩父沢に到着!
160813-113650夏の北アルプス20160813026 
冷たい水に誘われて、小休止することにしました。
山の方は曇っているのに、日差しはサンサンと降り注いでます。
沢の水は冷たくて気持ちいい~♪
160813-113959夏の北アルプス20160813027 
冷たい水でリフレッシュして、再出発です。


登山道は本当によく整備されていて、歩きやすいように岩が並べられていたり、程よい高さに段差が作られていたりと、至れり尽くせり。
とは言え、とにかく長いので、膝がきついし、おまけにちょっと飽きてきます。
160813-122745夏の北アルプス20160813028 
秩父沢から小一時間で小池新道の入り口に到着。
160813-124008夏の北アルプス20160813029 
ここからは、平坦な林道歩きです。
無事に下りてきた感が漂います。


40分ほど歩けば、わさび平小屋に到着。
160813-124611夏の北アルプス20160813030 
ここで、ちょっと遅めの昼食に。
160813-130036夏の北アルプス20160813031 
名物っぽい素麺に、
160813-130040夏の北アルプス20160813032 
上の子はお決まりのラーメン。
160813-130203夏の北アルプス20160813033 
パパは、ネーミングが魅力的なスタミナ丼♪

どれも、美味しかったです。
そして、お値段も良心的(^^)
クルマが入ってこれる場所だもんね~



お腹が満たされたところで、最後の一踏ん張り、再出発です!
160813-132137夏の北アルプス20160813034 
さぁ、まだまだ林道歩きが残ってますよ~

160813-135525夏の北アルプス20160813035 
暑さとの戦いですが・・・

お助け風穴
160813-135901夏の北アルプス20160813036 
気持ちいい~天然クーラーです♪


わさび平から1時間弱で林道のゲートに到着です。
160813-141755夏の北アルプス20160813037 
さぁ、あともう少しですよ~


近道って書いてある方に進むと・・・
160813-142328夏の北アルプス20160813038 
ほら、ロープウエイ乗り場が見えてきた!
お疲れ様でした~


鍋平までは、楽してロープウエイを利用します。
160813-144045夏の北アルプス20160813039 
短いけど、すごい急勾配をグングン昇っていきます。
さすが、文明の力です。


そんなわけで、当初の予定とはちょっと変わって3泊4日の山旅となりましたが、
連日、天気にも恵まれて、素晴らしい山旅となりました。

今年から始まった国民の祝日「山の日」
上高地では、皇太子さんをお迎えして式典も開かれたようで、ますます山人が増えてきそう・・・

道中、声をかけていただいた皆さん、ありがとうございました。
特に子どもたちは、「大きな荷物で頑張るね~」って励ましに、たくさんの力をもらっていたようでした。

北アルプスの中心で初めての山の日を迎え、これからますます山に魅了されてしまいそう・・・
今度は、あの山の向こう、雲の平にも行ってみたいね~






帰りの温泉は、やっぱりここ。
160813-161910夏の北アルプス20160813040 
福地温泉石動の湯です。
繁盛期で五平餅のおまけは付いていませんでしたが、しっかり頂いてきました。
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Author:LAKEPOLICE
京都発のオートキャンプと山登り、スキーや子育て遊び場などアウトドアの記録です。グッズの紹介も。

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