平成28年8月10日(水)~13日(土)
今年の夏山は、北アルプスの中心に行ってきました!
2日目、8月11日(木) 「山の日」です。
双六小屋のテン場で朝を迎えました。
朝、4時過ぎに起床。
覚悟していたテントの結露はなんと皆無でした♪
こんなこともあるんですね~
さて、朝食はパンで簡単に済まし、テントを撤収して出発です。
とは言っても、のんびりな我が家。出発は6時過ぎになっちゃいました(^^;)
まずは、当初の予定通り三俣山荘を目指します。
双六小屋の北側から双六岳、三俣方面へ。
早速、急な登りです。
下の子の荷物、見てくれは大きいですが、
中身はずいぶん軽くしたので、前日よりも楽そう。
その分、親の荷物は重くなってますが・・・(^^;)
少し登ると鷲羽岳に続く稜線が見えてきました。
あの麓に目指す三俣山荘があるはずです。
三俣山荘へのルートは、
① 双六岳を経由する稜線ルート
② 双六岳をスルーして三俣蓮華岳を経由する中道ルート
③ 双六岳も三俣蓮華岳もスルーする巻道ルート
の3ルートがあります。
我が家は、巻道の分岐から迷わず巻道ルートへ。
三俣蓮華と双六は帰りにね~♪
巻道は、双六から三俣蓮華に続く稜線下のトラバースルートです。
ここもキレイなカール地形になっています。
氷河期の名残・・・すごくキレイです。
上の子は、ずいぶん余裕があるようで、
わざわざ難しいルートを選んで行ってます(^_^;)
巻道と言えば、アップダウンが少ない楽なルートって気がしますが・・・
それは大間違いでした(>_<)
こんなふうな結構険しいアップダウンがあったりします。
山なんだからしょうがないけど・・・これ巻道?
角度が変われば、槍ヶ岳の姿も少しづつ変わって見えてきます。
ここまでくれば、西鎌尾根が槍の右側に見え、槍の下には、茶色の硫黄岳が見えてきています。
景色を楽しみながらカールから少し登れば、三俣峠。
三つのルートの合流地点です。
ここから15分ほど登れば、三俣蓮華岳ということですが、また帰りにということで・・・
この日は今年から新設された国民の休日「山の日」です。
早くテン場を確保しなければ、やばいことになりそうな予感がするので、まずは三俣山荘をめざします。
三俣峠からは、鷲羽岳から水晶岳に続く稜線がキレイに見えます。
そして、振り返れば、西鎌尾根の向こうに槍穂高連峰。
なんて、贅沢な景色なんでしょう♪
三俣峠から、少し下ると、三俣山荘が見えてきました。
山荘と鷲羽岳、すごく絵になる風景です♪
午前10時すぎ、テン場に到着!
早く着いたおかげで、テン場はまだまだ余裕がありそうです。
テントは、水場近くの平坦な場所をキープできました♪
実は、今回の山行から、新しいテントを導入したんです。
子どもたちが大きくなってきたので、これまでから使っていたプロモンテのVL44だけでは狭すぎでしたので、
アライテントのトレックライズ2を追加購入しました。
テントが2つで、荷物が増えたのですが、その分上の子が大きくなったので、テント1つは担いでもらってます♪
日頃から、部活で鍛えていますので、全然平気な様子。
もう、体力では絶対に負けてます(>_<)
大きくなっても子どもは子ども。
子どもたちは、早速沢遊びです(^^)
三俣山荘です。
ここは、数年前に放送されたドラマ「サマーレスキュー」のモデルとなった山小屋だそうで、たしかにこんな二階建て外階段がある舞台であったような気がします。
この2階部分が食堂になっておりまして・・・
早速、お昼はここでお世話になりました。
上の子はラーメン1,100円也
下の子はきつねうどん1,000円也
親は・・・
オムライス!これが結構旨かった!
このボリュームで1,300円と、意外とリーズナブル。
下界のレストランでも、このくらいの値段しますよね~
さて、昼食のあとは、目の前にそびえる鷲羽岳を目指します。
日本百名山、北アルプスの中心にそびえる標高2,924メートルの山です。
三俣山荘を出発して、ひたすらの登りです。
振り返ると、三俣蓮華岳と三俣山荘がキレイに見えます。
少し登ると、西の方向に・・・
黒部五郎岳です。
黒部のカールが美しい!
そのまま視線を下の方に向けると・・・
黒部の源流です。
あそこまで下りてみたい気もするけど、また登ってくるのが大変そう・・・
このあたりから急な登りになってきます。
浮いた石がごろごろしていて、ズルズル滑りそう・・・
慎重に慎重に・・・
砂埃が結構すごくて、目が痛いよ~
鷲羽池が見えてきました!
槍ヶ岳との2ショット。定番の風景?
鷲羽岳山頂制覇!
山頂は、まさしく360度の大展望!!
ワリモ岳から水晶岳に続く美しい稜線!
その向こうには、薬師岳も。
もちろん、槍穂高も。
常念から大天井、燕へと続く表銀座の稜線もキレイに見えました。
いや~、天気がいいって、素晴らしいですよね~♪
しばらく、素晴らしい山頂の景色を堪能し、
名残惜しいですが、三俣山荘に引き返します。
下山時は、槍穂高や笠、三俣蓮華や
五郎のカールや雲ノ平方面の景色を見ながらの展望ルートに早変わり♪
あまり、見とれすぎると、足下をすくわれそうになるので、要注意ですが・・・
午後2時半すぎ、三俣山荘に到着!
荷物がないので、コースタイム通りの1時間ほどで下りてきました♪
三俣山荘で、お楽しみのビールをゲットし・・・
1本はすぐ消費されましたが(笑)
もう1本は、夕食時までテントの近くの沢で冷やしておきました♪
もちろん、子どもたちの作品です(^^)
この時間帯になると、テン場はほぼ満員状態。
山小屋も、この日は3人で布団2枚ってアナウンスされていました。
テン場は時間が経過するにつれて、どんどんテントが増え、
そんなところに張るのっていうくらいキャパオーバー状態になっていました。
さすが山の日です。早めの到着必須ですね~
この日は、上の子がちょっとお疲れモード。
テントに引っ込んでお昼寝してました。
遊び相手が寝てしまった下の子が、テン場の上にあった「雪渓に行こ~」ってしきりに誘うので・・・
ちょっとだけ様子を見てきました。
雪渓って、結構堅いんです。
たたいても割れないね~って、下の子がガンガン石で叩いていたら・・・
ガシャーンって、なんと端っこの1メートルほどが崩壊!
そのかけらを持ち上げて・・・
鷲羽岳をバックに記念撮影♪
夜、ペルセウス座流星群を期待して空を見上げると・・・
空は晴れているのですが、如何せん月が明るすぎる・・・
上弦の半月でしたが、明るすぎて周りの星の光がかき消されてしまってました。
月が沈むまでは満天の星空は期待できそうにありません。
月が沈むのは真夜中すぎ・・・山の夜は早く・・・とても起きていられませんでした(>_<)
結局、出発前に鍋平の駐車場で見た星空が一番キレイだったかも・・・
そんなこんなで、山の日を北アルプスの中心で過ごすことができました。
三俣山荘のテン場は、目の前にど~んと鷲羽岳が存在感を示しており、すごく素敵なテン場でした。
ここをベースにあちこち歩かれる方が多い理由がよくわかるような気がします。
ここまでたどり着くのは大変ですけど、また訪れたい素敵な場所です。
さてさて、この次は黒部五郎小屋から黒部五郎岳を目指す予定でしたが・・・
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