翌朝です。
よく眠れました。
たまには、山小屋泊もええなぁ~♪
なんと、4時起床の5時出発!
ぼくんち登山隊としては、異例の早起きスケジュール!
当初は、山小屋で朝食をいただいてから出発するつもりでした。
…が、「夏山で展望が望めるのは朝イチだけなので」って、朝食を弁当にして早朝出発すること凄くを熱心に勧めれれたので、それならばということで、早朝出発に相成りました。
早朝といっても、暗いうちから出発して日の出を山頂で見るほどの勢いはなく・・・
で、明るくなってからの5時出発となったのです。
(ちなみに、山小屋朝食の場合、5時30分が最初の組だそうです。)
前日の夕食時、山小屋の方から「明日は晴れ!」って聞いていたのですが・・・
外に出ると、周囲はガス・・・
もちろん、山頂も見えません・・・
さすが、山の天気はわからんな~(^^;
山小屋から地蔵岳まではコースタイムで1時間ちょっと。
樹林帯を30分ほど登ると、砂地に出て、その先にオベリスクが見えてきました!
「なんだ、もうすぐじゃん♪」
・・・って見た目はそんな感じなのですが、この砂地が厄介モノでして・・・(^^;
ズルズルと滑ってずり落ちて、なかなか前に進まない・・・
なんだか、ザラメの雪道を登っているような感覚・・・
格闘しながら登ること、30分ほど・・・
ようやくオベリスクの麓のお地蔵さんのいらっしゃる鞍部に到着しました。
ひゃ~、疲れた~
オベリスクは目の前
登るのはなんとかなりそうな感じでしたが、降りるのが厳しそうでしたので、登ってません。
そもそも、ルートが設定されていません。
登りたくなりますが、登るものではないんでしょうね。
さてさて、展望はというと・・・
残念無念・・・さっぱりです。
予定では、甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳・・・そして富士山も!
っていう、大パノラマが見えているはずだったのですが(^^;
ここで、朝食!
山小屋で作っていただいたお弁当をいただきます。
写真を撮る前に手を付けてしまいました(笑)
おなか空いていたもんね~(^^;
いつまで待っても展望は望めませんので、鳳凰三山の縦走に出発します!
まずは、賽の河原
オベリスクから少し下った鞍部に、たくさんのお地蔵さんが鎮座されています。
そして、地蔵岳の山頂標は、ここに設置されています。
なるほど、ここからのオベリスクは圧巻ですね~
このタイミングで、上空だけ青空もちょこっと出てきました♪
かっちょええなぁ~
南の方、これから目指す観音岳も姿を見せてくれました!
よ~し、頑張るぞ~!!
赤坂沢ノ頭から観音岳への稜線歩き・・・
またまたガスに覆われて・・・(^^;
右手に雄大な白峰三山を見ながらの空中散歩のはずが・・・
観音岳に到着です。
標高2,840メートル
鳳凰三山最高峰です。
ただ、真っ白ですが・・・(^^;
真っ白なので、先に進みます。
右手に見えるはずの北岳・・・
麓の広河原がかろうじて見えるか見えないか・・・
てっぺんが全くみえませんが、あの標高差を登るのも大変そうです。
薬師岳に到着!
当初目指していた北アルプスの薬師岳ではありませんが、南アルプスにもあったですね~(笑)
今年の夏山は、きっと薬師岳に縁があったんでしょう!
相変わらず周りはガスで展望はほとんど×
目を凝らしても、何にも見えません(*_*)
ちょっと南の方を見に行ってみると・・・
薬師岳小屋の赤い屋根が見えました。
いい感じのロケーションですね~
少し休憩して、下山します。
下山路は、中道ルートから。
ずっと、樹林帯が続くようですが、さてさて・・・
山頂直下から、間もなく樹林帯に入りました。
樹林帯に入ってしまえば、ガスガスも全く気になりません(笑)
南アルプスの苔むした森が続きます・・・
ただ、斜面がキツイ!
ずーっと続く急斜面を下るのは大変です(^^;
なんだ?
変わったキノコ?
ギンリョウソウ(銀竜草)というそうです。
面白いね~
こちらは、ベニテングダケですね。
きれいですけど、食べたらアカンやつです(笑)
巨大な岩に遭遇!
その名を「御座石」というそうです。
ほんと、でっかい!
苔生した森の急斜面を下り続けます。
膝が辛くて、森を楽しんでいる余裕がない~(X_X)
ちょっと休憩・・・
先はまだまだ長いようです。
ラーメン食べよっと♪
小屋が見えてくると、ここからは車も入れる砂利道を歩いて、青木鉱泉まで戻ります。
青木鉱泉の駐車場に到着!
お疲れさまでした~
それにしても、中道の下りは、ただただ修行です(笑)
ほんと、膝にやさしくない・・・
山と高原地図のコースタイムでは4時間ほどですが、しっかり5時間かかってしまいました。
結果的に、早起きは正解でしたね~(笑)
天気はイマイチでしたが、鳳凰三山、無事に制覇できました。
大展望には見放されましたが、こういう時期に大過なく山旅を楽しめたこと、山小屋をはじめ、関係者の皆様に感謝です。
天気のいい時に、再挑戦したいな~
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天気はイマイチでしたが、憧れのオベリスクに逢えて、最高でした~